LA MEDIDA MEZCAL
メスカルとは LA MEDIDA MEZCAL

メスカルとは

MEZCAL

刈り取られたアガヴェ。

メスカルはそもそも、マゲイ(アガヴェ、リュウゼツラン)を原料とするメキシコ特産の蒸留酒を総称し、
古くはヴィノ・メスカル(メスカル・ワイン)と呼ばれていました。

テキーラとの大きな違いは、
テキーラの生産にはアガヴェ・アスール(ブルー・アガヴェ)と呼ばれるアガヴェのみを使用することが認められているのに対して、
メスカルには52種類のマゲイ(アガヴェ)を使用することができるという点です。
結果として、ワインが葡萄の品種によって飲み分けられるように、
マゲイの違いによる味わいのバリエーションがメスカルの魅力の一つとなっています。

これらのマゲイ(アガヴェ)の中には、野生で30年以上の生育を経た稀少なものもあり、
小規模少量生産である点もあいまって、質の良いメスカルは全般的にテキーラよりも高級な飲み物として流通しています。
多くのテキーラがもはや工業製品的に生産されているのに対して、
メスカル職人(マエストロ)による手作業で添加物も用いずに少量生産されているものが、トレンドの中心にあります。

また、メスカルの生産量の殆どを占めるオアハカ州を中心とした伝統的な製法を守る地域においては、
マゲイ(アガヴェ)を火山岩と薪、アガヴェの繊維とともに地中でローストするタテマドと呼ばれる手法が用いられており、
これがメスカル特有のスモーキーな風味に繋がっています。

古くは芋虫や唐辛子をボトルに入れた二級酒のイメージが持たれがちの蒸留酒でしたが、
伝統的な製法を守る小規模な蒸留所で手作業で生産された
「アルテサナル」または「アンセストラル」と呼ばれるカテゴリーに属するものを中心に、
世界的なクラフテッド・スピリッツの流行の影響も受け、その風味のバリエーションもあいまって、
欧米ではテキーラを超える人気を獲得しつつあります。


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